複数のアプリケーションと複数のPDAをSync/同期する。
複数のPDAを同時に使う気はなくても、 それまで使っていたPDAに登録したデータを新しいPDAにそのまま移したいと いうことはあるでしょう。 でもそれができるようになっているものあまりありません。
結局、複数のPDAを使っていこうと思ったら、 それらの間での情報のSync/同期を手作業でやることになります。 コンピュータを手作業の道具として使っていくなんて、 なんのための計算機/チューリングマシンでしょう。 そんなことはMacユーザじゃない私には我慢できません。 コンピュータは自動化のため、 人がやるには煩雑なことを下働としてやらせるための 機械です。
というわけで、なにか方法はないものかと周りを見回したところ、 シチズンの カード型PDA DataSlimに付属している TrueSyncが 目に入りました。このソフトはUSの StarFish社が販売している TrueSync Plus for REXの旧バージョンを日本語化したもので、 OutlookやNotes、Schedule+など各種アプリケーションと DataSlimの間でデータの同期をとることができます。 オリジナルのほうには各種PDA(Palm/WorkPad、 REX、 WindowsCE、 StarTACなど)との あいだで同期するためのDLLが用意されているのですが、 DataSlim付属のものには(当然でしょうが)それらは含まれていません。
ちなみにStarFish社は、Borland Internationalの創始者にして Turbo Pascalの開発者でもあるPhilippe Kahn氏が所有する会社で、 BorlandからSideKickの権利を買い取り(戻し?)販売しています。
オリジナルで出来ることならOEM品でも出来るだろうと見当をつけて、 StarFishのWWWサイトを漁って情報を調べて見ると、 各種PDAとの間で同期するためのDLLを (普通じゃない方法ですが)フリーで取得できることが判りました。 となればそれらを入手して組み込んでみるだけです。
もちろんインストーラなんかはありませんから、 手作業でファイルをコピーしレジストリを手で書換えます。 普通の人には勧められない方法ですね。 大抵の人は動くようになる前にWindowsを何回か再インストールすることに なります。
結果から言うと、 DataSlim付属のTrueSyncを使って他社製のPDAとのあいだでも データ同期を行なえるようにはなりました。 これでよしと使い初めたところ、 Palm/WorkPadとOutlookの間でアドレス帳/連絡先の同期をとった結果が とんでもないという欠点に気づきました。
Palm/WorkPadのアドレス帳は、アドレス情報をカテゴリーに分類して登録する ことができます。「ビジネス」とか「パーソナル」とかに分て登録できるわけです。 もちろんOutlookにもこの機能があって同様に登録できるわけですが、 TrueSyncはこれに対処できないのです。
| Palm/WorkPad | Outlook | ||||
|---|---|---|---|---|---|
|
←→ | 連絡先 |
| Palm/WorkPad | Outlook | |
|---|---|---|
| ビジネス | ←→ | ビジネス |
| パーソナル | ←→ | パーソナル |
| … | ←→ | … |
しょうがないのでもうちょっと方法はないものかと調べたところ、 TrueSyncの最新版、 TrueSync Plusだとこの問題が解決されているらしいと判りました。 製品として出ているのは TrueSync Plus for REX、 DataSlimのオリジナル/US版であるREXに対応した商品です。 が、REXだけでなく他社のPDAとも同期をとることができるので、 なぜ"for REX"がついているやら…。
値段は$49.95で、 Beyond.comからオンラインで購入できます。 オンライン購入というのは平たくいうとダウンロードです。 クレジットカードでの決済をするとダウンロードできるようになります。 一度決済がすめば何度でもダウンロードできるので間違って消したり、 ディスククラッシュがあったりしても安心です。
早速、購入してインストールしました。 が、残念なことにそれだけでは目的は達せられませんでした。 DataSlimとREXの非互換性、 英語版と日本語版の壁、なぜかインストールに失敗する自動アップデートソフト TrueSync Componet Install。 しかし、そんなことをあきらめるわけにはいきません。
力業を駆使して出来上がったのが次の状態です。
この状態を作り出すまでの苦労と、なんとか会得したKnow-How、そして
今だ残る問題点については…。
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